宅配クック123とは

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宅配クック123とは

宅配クック123とは

私たちは、日本全国に約350店舗を展開する高齢者専門の宅配弁当チェーンです。47都道府県すべてに店舗展開しており、壱岐島、五島列島、沖永良部島などの離島や山間部など、限界集落と呼ばれる地域にも多く展開しています。
ただお食事を届けるだけではない。ちょっとお節介な弁当屋として、お客様の生活に寄り添い多くのお客様から支持をいただき、1999年の創業から今日まで成長を続けることができました

配達して終わりではない、
ちょっとお節介なお弁当屋さん

宅配クック123の「123」には、向こう三軒両隣(ご近所として親しくお付き合いする、お向かい3軒と左右2軒の家)の意味が込められています。
お客様の家族にはなれませんが、ご近所さんのような存在にはなれる。そんな想いで、私たちは向き合っています。
注文をいただいて、ただお弁当を届けるだけではない。手渡しが基本。ご近所さん同士、声を掛け合うように笑顔で会話を楽しんだり
様子を伺ったりして、そこにお弁当の価格以上の価値を添えています。
お客様の中には、思うように外出できず人と話す機会が減ったことで、私たちとの会話を楽しみに待っていてくださっている方が多くいらっしゃいます。
私たちにとっても、お客様との会話の中で、笑顔をいただくことが最高の喜びです。
ついつい話が盛り上がってしまい、配達に時間がかかってしまう。なんてこともありますが、たとえ非効率でもお客様とのコミュニケーションの時間は、私たちにとってなくてはならないものです。

認知症への理解を深める取り組み

お客様とのコミュニケーションも大切にする当社。認知症への理解も深める必要があるとの想いから、地域ごとに「認知症サポーター養成講座」を受講しています。
受講修了者は、その証として「オレンジリング」を腕に着け、認知症の人やご家族に対して協力・連携などサポートも行います。

困っているご高齢者がいるからこそ、
私たちがやらなければならない

宅配クック123は、断れなかったことがきっかけでスタートしました。
創業のきっかけは、介護保険もまだない今から20年ほど前。代表の高橋が、大阪で塾の講師をしていた時のことです。
当時、高橋は塾の講師をする傍ら弁当屋の手伝いをしておりました。その際、近所の病院から「高齢の患者の自宅に、栄養管理された食事を届けてほしい」と依頼を受けたことがこの事業のきっかけとなります。
高齢の患者には、目や耳が不自由な人や歩行が困難な人が多く、一人で買い物に出かけることや栄養バランスの整った食事を作ることは困難です。
病状が落ち着いたので退院できると伝えても、これらの理由から長期入院を希望する患者も多く、当時は介護保険制度もなくヘルパーが食事を作るサービスもありませんでした。
高橋が弁当を届け始めた際、「これまで、食事はどうされていましたか?」と尋ねると、6個入りのアンパンを何日かに分けて食べていたり、1000円以上でないと配達してもらえない弁当屋に必要以上の注文をし、食べきれない分を捨てていたりと食事に困っている高齢者が大勢いることがわかりました。
諸事情があり、当時手伝いをしていた弁当屋が閉店することになり高橋は、食事を届けていた30名弱の高齢者に閉店する旨を伝えなければなりませんでした。
ですが、遠く離れた家族を心配させないため「しっかり食べているから大丈夫」と電話で伝えている高齢者を前に、「もうお弁当を配達できません」とお断りする事が出来ませんでした。大げさではなく、ライフラインになってしまっている。そんな方も少なくなかったのです。

そこで、高齢者に食事を届ける事業だけを存続させる形で、1999年12月に高齢者専門宅配弁当「宅配クック 123」をスタートさせました。
あれから20年近く経ちましたが、その想いは今でも全国の店舗に受け継がれています。困っているご高齢者がいるのであれば、私たちがやらなければならない。例え、山を越えてでも届けなければならない。そんな想いでいます。
「こんな遠くまで来てくれて、ありがとうね」といった言葉をかけていただくこともあり、それもモチベーションになっています。お友達やご近所さんを紹介していただくことも多く、最初はひとつの点だった配達先が、続けていくうちにお客様が増えて線になり、面に変わっていくことで、事業としてもちゃんと成り立っています。

限界集落と呼ばれる、半数以上が高齢者となった地域には、買い物やお食事にお困りのご高齢者が多くいらっしゃいます。今後はそういった地域にも多く出店して、喜んでいただけるようになることも、目標の一つです。

インフラとしての責任を果たす仕組

私たちのお弁当がライフラインになっている方も多くいらっしゃるとお伝えしました。そのため、待ってくださっているお客様がいる以上、必ずお弁当を届けなければなりません。台風や大雪の日はもちろん、災害時であったとしても。
そのため当社では、調理をまとめて行えるセントラルキッチンは保有せず、全国各地にある協力工場にて当社のレシピ・品質管理のもとで調理をお願いしております。これにより、災害で工場が機能しなくなったとしても別の地域から調達をしてお客様にお弁当をお届けできます。
まとめて調理をすれば効率的ですが、インフラとしてお弁当を必ずお届けできる仕組み作りをすることの方が大事だと考えています。

注文は1食から。
普通食以外にも刻みや透析食、カロリー食にも柔軟に対応

宅配クック123のお弁当は、1食からでも注文が可能。土日祝も営業、入会金や補償金なども必要なく、お客様にとって使い勝手がよく気軽に楽しんでいただけるお弁当です。
栄養バランスに配慮したメニューを低価格にてご提供。そして、定期的にご利用いただく方にも楽しんでいただけるよう、献立は毎食ごとに趣向をこらしています。
噛む力が弱ってしまい食べにくい方には、普通食のおかずを無償で刻んでご提供し、アレルギーの食材がある場合は、かわりのものに差し替えてご提供する、なんてことも。カロリーやたんぱく制限に対応したお弁当や透析食、噛む力・飲み込む力が弱っている方に配慮したやわらか食・ムースセット食など、細かなニーズにも対応します。

お客様に喜んで欲しい!想いが詰まった行事食

当社が長年、力を入れている取り組みに行事食があります。体に必要な栄養をとるだけの食事ではなく、心にも栄養を与えられるお食事をお届けしたい。
そんな想いから、毎月1回、割烹料亭で出すような高級食材を使ったちょっと豪華なお弁当を、いつもと同じ価格でお届けしています。
毎年、土用の丑の日には、宮崎県にある「山道養鰻場」で育てられた国産うなぎを使ったうな丼をご用意。他にも、黒毛和牛のハンバーグ、車海老の天ぷら、但馬牛のすき煮など、お客様に喜んでいただけるよう、趣向を凝らしたお食事をお届けしています。
中には、嬉しくてご家族や友達に自慢をしたなんて方も。私たちもそんな声を聞くことができて、モチベーションに繋がっています。